ブルゴーニュは北東ヨーロッパへと開く十字路として、いつの時代も巡礼者を受け入れてきました。コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ、ディジョンからボーヌへ続く「ドイツ人の道」、さらにシトー修道院やピエール・キ・ヴィール修道院、ヴェズレーの大聖堂からクリュニーまで続く「修道院の道」を巡礼者はたどりました。

ドイツ人の道

ディジョンではゴシック様式のサン・ベニーニュ大聖堂で足を止めてみましょう。朝市のすぐ近くには13世紀の傑作ノートルダム教会もあります。町の外へ出れば、由緒あるフィサンのロマネスク教会やジュヴレ・シャンベルタンのクリュニー派の教会にもお目にかかれます。ブドウ畑の大海原に浮かぶシャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョも外せません。シャトーからほど近いシトー派修道会が所有していたものです。

ボーヌからクリュニーへ

ブルゴーニュワインの首都、ボーヌで忘れてはならないのが医療の記念碑ともいえる有名なオスピス・ド・ボーヌ。ノートルダム教会もブルゴーニュの後期ロマネスク様式を代表する建築物です。ボーヌ郊外では石垣で囲まれたブドウ畑の中に長い歴史を垣間見ることができます。ムルソー村のサン・二コラ教会、さらにヴォルネイ村、シャサーニュ・モンラッシェ村、シャニー町と小さなロマネスク教会がルート上に散在しています。シャニー町からコート・シャロネーズを通り過ぎると中世には西洋最大の宗教施設だったクリュニー修道院跡に到着です。

巡礼の御朱印帳、クレデンシャル

巡礼者は次の観光局にて御朱印帳のスタンプがもらえます:
ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ムルソー、サントネイ、ノレイ、シャニー

ブルゴーニュのサンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼協会

この協会は巡礼者が使用する道路の識別と表示を明確にするためにコート・ドール県のハイキング委員会が後援しています。また、順路や宿泊施設、観光名所をまとめたガイドもご用意しています。